#author("2026-10-05T17:57:53+09:00","","") * MMD快速入门 [#i877effb] &size(13){''導入から 1 本の動画を書き出すまでの最短手順''}; #contents ** このページのゴール [#l85ae239] このページを読み終えたとき、次の状態に到達していることを目標とします。 - MMD 本体が起動し、モデルが表示されている - モーションを読み込んでキャラクタが踊る - カメラを切り、AVI(または連番)で書き出せる - 「次に何を学べばよいか」が分かっている 所要時間の目安は、慣れない状態で '''60〜90 分'''程度です。 ** ステップ 0:必要なものを揃える [#v4ddf58f] *** 必須 [#ya0447db] |~項目|~内容|~入手先の例| |MMD 本体|MikuMikuDance ver9.31 系|x64 版が推奨| |DirectX|DirectX 9.0c のランタイム|MMD は DirectX 9 世代の API を使う| |モデル|PMX または PMD ファイル|配布サイトから規約を確認して入手| |モーション|VMD ファイル|同上| > '''重要''':MMD は DirectX 9.0c 世代の API に依存しています。 > 現代の Windows には後方互換のランタイムが入っていますが、 > もし「d3dx9_43.dll が見つからない」等のエラーが出た場合は、 > 追加のランタイムを導入する必要があります。 *** あると便利 [#m5c0b8af] |~項目|~用途| |PMXEditor|モデルの微修正・材質調整| |MME 一式|画作り([[MME概要]] 参照)| |可逆コーデック(Ut Video 等)|高画質での中間出力| |AviUtl / VEGAS 等|後工程の編集([[后期处理流程]] 参照)| ** ステップ 1:MMD を起動する [#fb624483] MMD は基本的に''インストーラを持たない''アーカイブ形式で配布されています。 + 展開したフォルダ内の実行ファイルを起動する + 初回は「標準モデル」が自動的に読み込まれた状態で立ち上がる + 起動直後の画面に、キャラクタ 1 体と簡素な地面が表示されれば成功 #region(うまく起動しないときのチェックリスト) - 実行ファイルを''日本語パス以外''に置いていないか - アーカイブを展開せずに、圧縮されたまま実行していないか - セキュリティソフトが描画用 DLL をブロックしていないか - グラフィックドライバが古すぎないか #endregion ** ステップ 2:モデルを読み込む [#m963b619] 手順は次の通りです。 + メニューから「''ファイル''」→「''モデル読み込み''」を選ぶ + 目的の ''.pmx''(または ''.pmd'')ファイルを選択する + モデルが原点付近に表示される *** モデル読み込みの注意点 [#x735f421] - '''同名のフォルダ構成を維持して読み込む''' — PMX はテクスチャを相対パスで参照するため、 モデル本体とテクスチャを別々の場所に分離すると、テクスチャが消えます - '''複数モデルを読み込むと自動的に位置がずれる''' — 2 体目以降は少し横にずれて配置されます - '''ポリゴン数に注意''' — 高ポリゴンモデルを多数読み込むとメモリが枯渇します > '''実務 Tip''':モデルを配布物として受け取ったら、 > ''フォルダごと''解凍し、その中身を動かさないのが原則です。 > テクスチャの再リンクは PMXEditor で行います。 ** ステップ 3:モーションを読み込む [#fa8737ba] + モデルを''選択状態''にする(モデルをクリック) + メニューから「''ファイル''」→「''モーション読み込み''」を選ぶ + ''.vmd'' ファイルを選択する + フレームスライダーを動かすと、ポーズが変化する *** 動作確認のポイント [#o9458893] - '''ボーン側で読み込んだか''' — モーションは「モデル」または「カメラ」に対して読み込む。 カメラ用の VMD をモデルに読み込むと、動作しません - '''足が地面にめり込む/浮く''' — モデルの体格差によるものです。 標準的な運用では、''足 IK の位置を調整''して合わせます - '''フレーム 0 付近に「初期ポーズ」がないか''' — VMD の仕様上、 フレーム 0 に初期ポーズのキーが入っていることがあります ** ステップ 4:カメラを設定する [#yf54dcc5] MMD のカメラは「''注視点''」と「''カメラ位置''」、そして「''画角(FOV)''」で決まります。 + ビューポートで ''右ドラッグ'' → カメラ回転 + ''中央ドラッグ''(またはホイール押し込み) → 平行移動 + ''ホイール'' → ズーム(カメラと注視点の距離) + 上部の「''画角''」スライダー → レンズの画角変更 *** 画角と距離の違い(重要) [#c983b027] ''ズーム''(ホイール)は「カメラと被写体の距離」を変えます。 ''画角''(FOV)は「レンズの広さ」を変えます。 この 2 つは似て非なるもので、次のように使い分けます。 |~目的|~操作| |背景ごと引きたい|距離を離す + 画角を狭める(望遠)| |顔を大きく、背景も広く写したい|距離を近づける + 画角を広げる(広角)| |顔の歪みを抑えたい|距離を離して望遠気味にする| 顔を大きく撮りたいときに''距離を詰めすぎる''と、 鼻が大きく写るなど顔が歪みます。これは広角による遠近感の誇張です。 ''距離を離して画角を狭める''方が自然な顔立ちになります。 詳細は [[相机运动详解]] を参照。 ** ステップ 5:再生して確認する [#k769c876] + スペースキー(またはツールバーの再生ボタン)で再生 + 止めたいときはもう一度再生ボタン + フレーム単位の移動は''矢印キー''(左右) *** 音声を合わせる [#o82d6a39] + メニューから「''ファイル''」→「''WAV 読み込み''」 + 楽曲ファイルを選択する + 再生すると音声と同期して再生される > 音声は基本的に''再生専用''です。書き出した AVI には音声が含まれないため、 > 後工程([[后期处理流程]])で音声を合成するのが標準的な運用です。 ** ステップ 6:書き出す [#b7e1ea3b] *** 方法 A:AVI 直接出力(手軽) [#g949148c] + 「''ファイル''」→「''AVI 出力''」 + コーデックを選択する(''非圧縮''または''可逆圧縮''を推奨) + フレーム範囲とフレームレートを指定して出力 *** 方法 B:連番画像出力(高品質・推奨) [#p3bb0c0c] + 「''ファイル''」→「''連番画像出力''」(BMP / PNG) + 出力先フォルダを指定 + 後工程でエンコードする |~方式|~長所|~短所| |AVI 直接出力|手軽。そのまま確認できる|可逆コーデック以外は品質が落ちる| |連番画像|最高品質。再エンコードに強い|容量が巨大。枚数分の時間がかかる| > '''推奨''':最終品質を求めるなら''連番画像 → 外部エンコード''です。 > 試作段階では AVI(可逆)で回すのが現実的です。 ** ステップ 7:次に学ぶこと [#cf79bbe2] ここまでで「1 本出す」は達成です。ここから先は目的別に進みます。 |~やりたいこと|~次に読むページ| |モデルの中身を直したい|[[模型制作流程]] / [[PMXEditor详解]]| |自分でモーションを付けたい|[[动作制作基础]]| |カメラワークを極めたい|[[相机运动详解]]| |絵をきれいにしたい|[[MME概要]]| |動画として完成させたい|[[后期处理流程]]| |配布物のルールを知りたい|[[版权与利用规约]]| ** 最短チートシート [#vaf5e02f] |~操作|~ショートカット| |再生/停止|スペース| |1 フレーム進む/戻る|→ / ←| |10 フレーム進む/戻る|Shift + → / ←| |カメラ回転|右ドラッグ| |カメラ平行移動|中央ドラッグ| |ズーム|ホイール| |モデル選択|モデルをクリック| |モーフを 0 に戻す|各モーフのリセット操作| // ショートカットはバージョンにより差異があります ** 関連ページ [#q041ead7] - [[界面与基本操作]] — 各パネルの詳細 - [[常见问题FAQ]] — つまずいたとき - [[术语表]] — 用語の意味 #comment(num=5,noname,below)